「表を作った満足感」で終わっていませんか?
「表を作った満足感」で終わっていませんか?
前回の第1回・第2回で、ミスなく正確な集計表が作れるようになりました。 でも、店長の本当の仕事は「計算」ではなく、その数字を見て「次に何を仕掛けるか」を決めることですよね。
「予算比85%……。ふむふむ、ここが悪いな」と、一行ずつ数字を追いかけている時間はもったいない! 今回は、ヤバい数字を「赤」、絶好調な数字を「青」に自動で塗り分け、0.1秒で異常を察知する「信号機」を作ります。
数字を「追う」のをやめて「見る」に変える
白黒の表は、ただの「景色」になりがちです。 忙しい店頭でパッと表を開いたとき、どこにチャンスがあり、どこにリスクがあるか。 これを教えてくれるのが**「条件付き書式」**です。
これができると、
- 「ボトムスの達成率が赤い!すぐにVMDを組み替えよう」
- 「アクセの在庫が青い!追加発注のタイミングだ」 と、店長の判断スピードが劇的に上がります。
実践:予算比を「信号機」にするステップ
今回は、第1回で作った「実績対照表」の「予算比(%)」の列に色をつけます。
① 色をつけたい範囲を選択する
予算比が入っているセルをドラッグして選択します。
② 条件付き書式を設定
- [ホーム] タブ > [条件付き書式] をクリック
- [セルの強調表示ルール] > [指定の値より小さい] を選択
- 左側に
90%(または0.9)と入れ、右側で「濃い赤の文字、明るい赤の背景」を選んでOK!
これで、90%を下回った瞬間にセルが赤く染まります。 同じ手順で、110% 以上を「緑」や「青」に設定すれば、「戦うべき場所」が浮き彫りになります。
応用:在庫切れを「グレーアウト」させるプロの技
さらにもう一歩。在庫が 0 になった商品の行を、自動でグレーに塗りつぶしてみましょう。 「もう売るものがない商品」が視覚的に消えるので、表がぐっと見やすくなります。
- 表全体を選択
- [条件付き書式] > [新しいルール] > [数式を使用して、書式設定するセルを決定]
- 数式欄に
=$C2=0(C列が在庫数の場合)と入力 - 書式で背景色を「薄いグレー」に設定
これで、「在庫があるものだけが浮き上がって見える」プロ仕様の表が完成です!
まとめ:店長は「色」で動く
表をカラフルにするのは、綺麗に見せるためではありません。 「考える時間を削り、動く時間を増やすため」です。
信号機が青ならそのまま進む。赤なら止まって対策を練る。 このシンプルさが、店舗運営のストレスを激減させてくれます。
そもそも、商品名や在庫数が手入力でミスだらけだと、この色分けも正しく動きません。まだミス対策をしていない方は、第2回のVLOOKUP編で土台を整えておきましょう!



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