スタッフをしっかり評価してお店の熱量を上げよう!出勤日数がバラバラでも「公平に褒める」ためのExcel術【アパレルExcel分析ラボ中級編】

中級編

「最近、みんな頑張ってるな」という店長の温かい視線を、しっかりとした「根拠」に変えてみませんか?

今回は、全ての土台となる**「実績入力シート」の作り方から、出勤日数が違うスタッフを「公平に褒める」ための集計術**まで、ステップバイステップで解説します。


1. 全ての土台!「実績入力シート」を作ろう

まずは、毎日コツコツとデータを貯める「実績入力シート」を作成します。

ポイントは、「1行に1日の1人分のデータ」を入れることです。

作成の手順

  1. 新しいシートを作り、名前を「実績データ」にします。
  2. 1行目に、以下の見出しを作ってください。
    • 日付 / 名前 / 個人売上 / 客数 / 販売点数

入力イメージ

日付名前個人売上客数販売点数
3/1ゼロ店長50,00058
3/1Aさん30,00044
3/2Bさん20,00025

店長のコツ:

毎日この表に名前を入れること自体が「今日もお疲れ様!」というリスペクトの記録になります。


2. 集計専用の「スタッフ評価シート」を準備する

次に、別のシートを作成し、名前を「評価集計」にします。

ここで、実績データからスタッフごとの数字を「自動で」引っこ抜いてきます。

準備する見出し

  • 名前 / 出勤日数 / 合計売上 / 合計客数 / 合計点数 / 1日平均売上 / セット率

3. COUNTIFとSUMIFで「隠れた努力」を自動集計する

ここがExcelの魔法を使うところです。

① COUNTIFで「出勤日数」を出す

=COUNTIF(実績データ!B:B, "Aさん")

=COUNTIF(実績データって言うタブの名前の列の中でAさんと書いてあるセルの数を数えて)

これで、実績データに「Aさん」の名前が登場した回数=出勤日数が一瞬で出ます。

=COUNTIF(実績データ!B:B,A3)

※「Aさん」の名前がA3に入っている場合は、このようにセルを選択するだけでも集計できます。

② SUMIFで「合計」を出す

=SUMIF(実績データ!B:B, "Aさん", 実績データ!C:C)

=SUMIF(実績データって言うたぶの名前の列の中でAさんって入ってあるセルの横にある売上だけ足して)

これで、バラバラに記録されたAさんの売上だけを全部足してくれます。客数や点数も同様に計算します。

=SUMIF(実績データ!B:B,A3, 実績データ!D:D)  客数

=SUMIF(実績データ!B:B,A3, 実績データ!E:E)  点数

=SUMIF(実績データ!B:B,A3, 実績データ!C:C)
※こちらも「Aさん」の名前がA3に入っている場合は、このようにセルを選択するだけでも集計できます。


4. 「日割り計算」で、短時間スタッフの輝きを掘り起こす

ここで、ゼロ店長こだわりの「公平な評価」を行います。

月22日入るベテランと、週2日のアルバイトを同じ「合計」で比べるのはもうおしまい。

1日あたりのパフォーマンスを出す

  • 1日平均売上: 合計売上 ÷ 出勤日数
  • セット率(接客力): 合計点数 ÷ 合計客数

こうすると、「出勤日は少ないけれど、1日あたりのセット率は店で一番!」という隠れたエースが浮き彫りになります。


5. RANK関数で「みんなが1位になれる場所」を見つける

算出した「1日あたりの数値」でランキングをつくってみましょう。

  • Aさんは「売上合計」で1位!
  • Bさんは「1日の平均セット率」で1位!
  • Cさんは「1日の平均客単価」で1位!

「みんな、どこかの項目で1位」という状態を作れるのが、このシートの最大の魅力です。「あなたのここが凄いよ!」と具体的に褒められる武器が手に入ります。


6. まとめ:数字は「ダメ出し」のためではなく「褒める」ために使う

Excelで評価シートを作る本当の目的は、スタッフを管理することではありません。

店長が見ていない時間、スタッフが積み上げた小さな努力を拾い上げ、「ちゃんと見てるよ、頑張ったね」と伝えるための道具です。

お店の熱量を決めるのは、店長の「数字に基づいた愛」です!

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