センス不要!Excelで科学するセット率アップ術「バスケット分析」入門【アパレルExcel分析ラボ中級編】

中級編

セット販売、まだ「勘」でやってますか?

「セット率を上げろ!」と言われても、何を勧めていいか分からない……。 カリスマ店員のようなセンスがないと無理だと思っている……。

そんな悩みを持つ店員さんは多いはず。でも大丈夫です。 あなたの手元にある「レジデータ」には、お客様が教えてくれた『魔法のペア』が隠されています。

今回は、Excelやスプレッドシートを使って誰でもできる「バスケット分析」のやり方を徹底解説します!

STEP 1:レジから「お宝データ」を掘り起こす

まずは、お店のPOSレジからデータを抽出しましょう。必要なのは「伝票番号」「商品名」。これだけです。

STEP 2:【重要】分析の前準備「横持ち変換」

実は、ピボットテーブルにそのまま放り込むだけでは併売分析はできません。データを「1伝票1行」にまとめ、商品を横に並べる必要があります。

① 伝票番号を重複なく並べる

=UNIQUE 関数を使って、全伝票番号を抽出します。

② 商品を1つのセルにまとめる

=TEXTJOIN 関数を使い、同じ伝票内の商品をカンマ区切りでまとめます。

③ 商品を「メイン」と「サブ」に切り分ける

ここがラボ流のこだわり! =SPLIT 関数に IF 関数を組み合わせ、「2点以上買っている伝票だけ」を自動で仕分けます。これで1点買いのノイズをカットできます。

STEP 3:魔法のピボットテーブルで「最強ペア」を可視化

準備したデータをピボットテーブルにセットします。

  • 行: 併売メイン
  • 列: 併売サブ1
  • 値: 伝票番号(COUNT)

見てください。「クルーネックT(WHT)」と「ラインソックス(WHT)」の交差点に「16」という数字が浮かび上がりました! これは「白Tを買う人の多くが、実は白ソックスをセットで買っている」という揺るぎない証拠です。

結論:データは「スタッフの自信」に変わる

分析結果が出たら、すぐにスタッフに共有しましょう。

「白Tの棚のすぐ横、手に取りやすい位置にラインソックスを配置しよう。データで16件もセット買いされてるから、ここが一番売れるはず!」

根拠のない「頑張れ」よりも、数字に基づいた具体的な指示の方が、スタッフは自信を持ってお客様に提案できます。

特別なセンスなんていりません。目の前のExcelが、明日お客様に提案すべき「最高のセット」を教えてくれます。

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